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自家用機パイロットの楽しみ・喜び・苦悩・疑問・怒り・驚き等の情報をメインに書きますが、飛行機以外の仕事や趣味の話題も時々書きます。
左メニューのコックピットからの動画撮影は、今や自家用機しか出来なくなりました。やはり、シミュレーターと違った臨場感があります。

■利尻のウニは最高だべや

■先日、帯広までフライトした帰り、久しぶりに利尻島まで行ってみました。
 利尻空港は日本最北端の稚内空港の西に位置する離島の空港です。帯広空港を離陸し、帯広駅の北東にある士幌町の大豆畑で低空々撮を行い、そのまま高高度まで上昇して旭川〜稚内経由でのクリアランスをもらいました。

赤間農場

↑クリックすると、今年無農薬大豆を作付けした畑の位置がわかります(黄色線の部分)。

赤間農場

↑今年は高圧線のほぼ真下に作付けしたため、低空での撮影はかなりスリリングです。何本かの細い高圧線、見えますか?

天塩沖

↑糠平湖上空あたりからは、ほとんどIMC状態(雲のド真ん中)でした。
 旭川の北、40nm(マイル)の地点まで札幌コントロールにR/V(レーダー誘導)してもらい、天塩あたりでやっと雲から抜けました。
 翌日には道央の天気が荒れる予報が出ていたため、この日は西側に避難するのが正解と判断しました。 

天塩沖

↑なかなか幻想的な風景です。
 利尻富士にはいつも雲がかかっていますので、気流が悪く近づきたくないですね。

利尻富士

↑反時計回りでSTAR(標準到着方式)に乗り利尻島に近づくとこんな感じです。この時、16:30。
 利尻空港の運用時間は17時までですが、16:45を着陸予定時刻にして通告していましたので、空港の職員の方はソワソワしていたことでしょう。 

天塩沖

↑まぁ、このように空港の天気は悪くなかったのですが、一応LLC(ローカライザー)に乗って無事着陸。
『こんちわぁ〜』ってな感じで空港事務所で駐機の手続きをして宿へ。

利尻のウニ

↑利尻のウニは最高だべや。

利尻島

↑翌日、T/O(take off〜離陸)直後の利尻富士です。
 山頂付近はなかなか険しそうな様子がうかがえます。
 札幌の丘珠空港で給油してから函館に向かう予定ですが、南の方ほど天候が良くないため、3.000ftで海岸線に沿って這うようにして丘珠まで向かいます。
 この空域には自衛隊の訓練空域があるため、『Head Work』と呼ばれる自衛隊のレーダーサイトへの事前の空域申告が必要です。

天売焼尻

↑利尻から南に飛んでしばらくすると、天売(てうり)島と焼尻(やぎしり)島の上空を通過します。天気予報では天売焼尻と一緒に呼ばれていますが、どっちが天売でどっちが焼尻か、覚えていません。写真はたぶん、天売島だと思います。

CB

↑東側に目をやると、旭川周辺にはこのようなCB(積乱雲)が見えます。こんな雲の中には入りたくないですね。JALやエアドゥのパイロットの方は本当にご苦労様です。
 パッと見た感じでは、上下に空間が空いていて『天空の城ラピュタ』に出てきそうな雲ですね。

天気図

↑翌日、函館空港を離陸する直前の天気図です。昨日の旭川周辺のCBも、台風9号に低気圧が刺激された結果と思います。台風の影響で埼玉までのルートは全般的に雲が多い事が予想されます。

root

↑朝9時の気象庁の可視画像です。
 前線付近の雲というのは均一ではなく、この様に湿域によって雲が厚かったり薄かったり、また雲頂高度にもバラツキがあります。
 一面べったり雲に覆われているようなことはむしろ稀で、この日に私がとったコースは白色の線に沿ったものです。
 フライトプラン上は、赤マルのVORを経由したものですが、東北VORから仙台空港の西側に延びる雲のないラインを探し出しデビエーション要求。その隙間を直線的に飛んで帰りました。実際に雨に遭ったのは仙台空港付近だけでした。
 気圧配置的にも追い風が期待できたので、函館から2時間ちょっとで埼玉まで戻って来ました。、




posted by キャプテン101 at 12:03 | Comment(0) | キャプテン飛燕のフライト記>日記