●飛行機関連の最新記事●

自家用機パイロットの楽しみ・喜び・苦悩・疑問・怒り・驚き等の情報をメインに書きますが、飛行機以外の仕事や趣味の話題も時々書きます。
左メニューのコックピットからの動画撮影は、今や自家用機しか出来なくなりました。やはり、シミュレーターと違った臨場感があります。

■FT-101Eの修理

■以前、私が執筆した下記書籍の関連で、某・アマチュア無線関連の出版社から無線機の貸出の依頼がありました。 ↓





 某・書籍の中の記事として、「古い無線機がどこまで使えるか」みたいな、企画のようです。
 で、私なら『使えるFT-101E』を持っているのではないか、ということで問い合わせがあり、手元にある比較的程度の良いFT-101Eをメンテして貸し出すことになりました。

 手持ちのFT-101Eを押し入れから引っ張り出し(勿論、ビニールに包んで保管してあるのですが)、取りあえず動作するかどうか調べようと電源を入れた瞬間、『BOKAAAANNNNNN!』と電源部のケミコン(コンデンサ−)が爆発。
 前途多難を予感させるスタートです。

 写真は全てクリックで拡大します。

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▲交換が必要な部品を取り換えたり、パネルやケースを綺麗にクリーニングする作業を同時に行うことにしました。
 パネルの表面に貼られているビニールをはがして洗剤に漬けて洗います。
 このときに外したツマミ類も漬けおき洗い。

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▲細部のホコリは掃除機で吸い取り、刷毛で内部を綺麗にしていきます。

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▲もともと1977年製で後期型。保管状態も良かったのだと思いますが、基板類も綺麗です。
 何年か前に交換したことがある必須交換部品も、基板ごとに再び交換しながら組立直していきます。

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▲パネルビニールも貼りなおしました。
 手前は、いまどき珍しいHI-IMP(ハイインピーダンス〜50KΩ)の専用マイクです。
 パネルごしに見える『・・・農業・・・』の文字が、現在の仕事とのギャップを感じさせて笑えます。

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▲取っ手も、手持ちに少し綺麗な物があったので交換しました。
 ケースは液体クレンザーで優しく洗います。

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▲コレ、ご存知の方はご存知と思いますが、1KW用のダミーロードという物です。TL922という1KWのリニアアンプで局免許申請をするために以前購入したものです。実はこの缶の中身の溶媒は冷却用のサラダオイルです。
 送信部の修理も終え、アンテナをつながない状態で出力を計ってみましたが、14MHzでちゃんと120Wが出るようになりました。

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▲BIRDという会社のMODEL43という出力計です。業界ではスタンダードな測定機として名が通っています。
 最近は飛行機ばっかしなので、久々の登場です。

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▲これも、メーカーで標準的に使っていたSSG(標準信号発生器)。
 これで信号を入れて感度を測定したり調整したりします。
 実はコレ、ヤフオクで落札したものです。

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▲FT-101Eよりは新しい、それでも10年以上はたっているFT-1000という無線機です。
 この機械は理論上、送信周波数と受信周波数にズレが生じないので、FT-101のように送信周波数と受信周波数がズレる場合がある無線機は、『泣き合わせ』という方法で組み合わせて送受信周波数を合わせます。

 ここに書いていない内容もたくさんあり、数日をかけて修理、調整を行いました。
 上記のメンテナンスガイドは廃版になった書籍ですので、オークションでしか入手できませんが、出版元では今年からCD-ROM版を販売し始めましたので、もしよかったらど〜ぞ。
 なんてね。101を持っていない方にはナンダソレの世界ですね。

 で、色々ありましたが修理完了。
 送信、受信ともに異常なしで引き渡し完了しました。
 記事はいつ出るんでしょうかね。私も知りません。

       


posted by キャプテン101 at 15:45 | Comment(0) | キャプテン飛燕のフライト記>日記

■三笠炭鉱跡へ

■8月3日に士幌へ出張した後、美唄農道空港へフライインする前日に探査した、三笠(美唄市の南東に位置)の炭鉱跡を紹介します。
 フライインも面白かったのですが、一人地図を片手に笛を吹きながら(クマよけ)山の中を歩き回るのも別の楽しみがあります。

 写真は全てクリックで拡大します。

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▲三笠には、廃線となったJR三笠駅を起点とする、「三笠トロッコ鉄道」というのがあります。

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▲エンジンのついたトロッコで、もともと蒸気機関車が走っていた線路の上を、数Km走ることができる体験型イベントです。終点は三笠鉄道村の手前ですが、鉄道村までは三笠駅まで戻り、車で出直さなくてはなりません。

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▲鉄道村やSLには、特にあまり興味はないのですが、今回はその先の炭鉱の廃坑跡を見に来ました。

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▲鉄道村のはずれから廃坑跡に向かって、線路の跡が延びています。鉄道ファンでしたら、このような凸電を見るだけでグッとくると思います。その昔、草軽電気鉄道などで走っていた形に少し似ていますね。← この画像でもグッときます。

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▲炭鉱の中を走っていたバッテリー機関車です。引いているのは人が座った高さしかない、炭鉱夫を運ぶための客車です。

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▲廃線跡は山の中に延びていきます。三笠の山の中には、このような鉱山鉄道の跡が無数に残っていて、まさに廃線跡の宝庫です。・・・・って、興味のない方には何が面白いのかお分かりにならないと思いますが。

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▲1976年当時の、(現在の)鉄道記念館周辺の航空写真です。右下にカーブするあたりが現在の記念館。そこから鉄道は南下して山の中に入っていき、終点には巨大な採掘施設やホッパー、ズリ山などが見えます。こんな写真を見ているとゾクゾクしてきませんか? こないですか?・・・やっぱし。


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▲その施設の跡です。
 現在は、三笠の炭鉱遺跡とも呼ばれています。コンクリートなどは撤去するのにお金がかかるため、そのまま放置されています。

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▲コレ、何だかお分かりになるでしょうか。
すぐに分かった方は、中々の廃坑マニアです。

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▲直径10数mの円形の施設跡です。鉄道ファンなら「ターンテーブルの跡かい?(北海道弁)」といいそうですが、これは石炭を精製する「シックナー」の跡です。
 シックナーは、掘り出した石炭を精製する沈殿槽なのです。



▲三笠のものとは少し形が違いますが、現役で稼働しているシックナーです。かなり大きい施設でしょ。


▲先ほどの1976年の写真で、マルで囲った部分が、このシックナー跡と対応します。
シックナーで選別されたズリガラが、トラックとベルトコンベアーで運ばれて投棄され、ズリ山ができているのがよく分かります。
 興味のある方は、現在、このズリ山がどうなっているか、googleアースでググッてみて下さい。
 
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▲さてこちらはですね・・・三笠の先にある幾春別(いくしゅんべつ)という駅の、同じく1976年の画像です。この駅のそばにも炭鉱があり、石炭を運び出す中継駅としてにぎわっていました。
 画像をクリックすると、黄色いマルに写っているもの、気になりませんか?
 こちらはシックナーではありません。列車のターンテーブルです。

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▲拡大してみますと、間違いなく列車の転車台ということがわかります。
 
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▲これは現在の幾春別の航空写真です。
 上の写真とほぼ対応していますが、ターンテーブルはなくなっていますね。
 で、廃坑跡などを歩いた後で幾春別の駅の跡に行ってみました。現在、幾春別駅は道の駅となっていて、バスが発着しています。
 問題の転車台の跡が残っていないか、しばらく歩きまわってみたのですが、該当する場所は分かりましたが、線路の跡も何も残ってはいませんでした。

 でも、それでも満足なのです。
 それが廃線ロマンというものなのですから。



posted by キャプテン101 at 13:32 | Comment(0) | キャプテン飛燕のフライト記>日記

■美唄農道空港フライインへ

■8月3日より士幌の大豆畑へ飛んで行き、その帰りに美唄の農道空港へのフライインに参加してきました。
 正確には、美唄のフライインに合わせて、士幌の大豆畑にも行った、と言うべきでしょうか。
 あるいはもっと言えば、美唄フライインに合わせて士幌の大豆畑に飛び、ついでに欲張って三笠の炭鉱跡をも探査してきた、とも言えます。
「ついでに」と言うと、何か悪いイメージがありますが、とてもエコな事だと思うわけです。一石二鳥というか、一挙両得というか・・・今回はかなり綺麗な写真も採れましたので、取りあえずお付き合い下さい。
 写真は全てクリックで拡大します。

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▲本田をT/OしてからNZE(那須VOR)を目指し、山形、東北の各VORを経由して帯広に向かうプランを入れました。間もなく雲の上にでて高度は13.000ft。
 10.000ftくらいだとずっと雲中飛行になってしまいます。

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▲高度計は3.000ftに見えますが、実際は13.000ftです。もちろん酸素なしでは連続で飛べません。
 速度計も、TASで165KTくらいになっているのが分かります(外側の目盛)。
 夏のこの時期、このくらいの高度ですと160ktくらいは軽く出るのですが、写真下のメーター、右から2番目はシリンダヘッドの温度ですが、green-zoneぎりぎりです。
 つまり高度が高いので空気が薄く、エンジンの冷却をする空気も足りない・・・という状態です。
 今日の気温は13.000ftで4℃。これ以上上昇するのはやめました。

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▲上空の雲です。蟹みたいに見えませんか?
 本当は青森辺りからDIRECTで帯広に向かいたかったのですが、平日のため米軍や自衛隊が訓練を行っている、通称「B-AREA」がHOTになっていて通過することができません。
 やがて新千歳のレーダーにハンドオフ。なるべく早めにムカワVORへ向かえるよう、リクエストしました。

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▲約3時間半で帯広空港上空へ。このくらいの速度だと、door-to-doorで帯広につく時間はJAL便と変わりません。
 帯広VOR上空3.000ftで滑走路がインサイトできるので、キャンセルIFRして高度を下げていきます。
 南の方から海霧が押し寄せてくるのが見えます。親潮と空気の気温差で生まれた海霧は、このあたりの季節商品でもあります。
 このままだと1時間ほどで帯広空港は霧に覆われそうです。

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▲翌日は畑の空撮や業務打ち合わせなど。
 毎回、畑を数回旋回しますが、あまり長い時間飛んでいると、どこかの牛が乳を出さなくなる恐れもありますので、ほどほどに。
 上昇離脱して札幌・丘珠空港に向かいます。ここからだと西に「NOTAK」というFIXがあるのですが、NOKATのMEAが10.000ftなので、MAPも42MAXのうち41inchを入れてほぼフルパワーで上昇していきます。

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▲NOTAKへ急上昇中、こんな雲が見えました。翼を広げた「不死鳥」のように見えるのは私だけ??
 なんか、イイ感じです♪

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▲この後は札幌で仕事して、車を借りて三笠の炭鉱跡を探索した話は後日に・・・
 翌々日、いよいよ美唄農道空港へのフライイン。私は後続機のマーシャル(誘導)をするための一番機です。
 正面に美唄農道空港が見えてきました。

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▲農道空港のright-downwind、1.000ftです。
 田宮次郎のドラマで「白い滑走路」というのがありましたが、白い滑走路は南北大東島でしか見たことがありません。
 日本のはたいてい灰色か黒っぽいので、初めての小さな空港は見つけにくい場合が多いです。

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▲先に見えるのが美唄農道空港の管理事務所(?)、赤い服を着て立っているのが、ここにマイハンガーを持っているドイツ人のピーターさんです。
 遠くの雲も綺麗ですね。

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▲その後、続々とAOPA-JAPANの機体が下りてきます。
 これは同じ本田に置いてあるSさんのパイパーマリブ。優雅に下りてきました。

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▲ピーターさんは、このようなマイハンガーを持っていて、小型機で楽しんでいらっしゃいます。自家用パイロットなら誰でも憧れる状況です。

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▲AOPAメンバーで記念写真。
う〜ん、若者が少ないなぁ・・・

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▲コンクリートのハードエプロンもあるのですが、グラス(芝)エリヤに並んだAOPAメンバーの機体です。今回は遠かったため関東勢が多かったです。

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▲帰りのrootは、ちょうど千歳でエアーショーをやっていたため、千歳の管制圏を避けてぐるっと回されて函館経由で戻ることになりました。
 美唄からですと札幌の南側から洞爺湖などを経由します。
 帰りの高度は16.000ftを予定していましたが、ACCからは15.000ftを指示されました。
 やはりTASで160KTは出ています。

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▲この写真、私は初めて遭遇した場面です。
 向かって写真の奥が南側ですが、南の方からかなりのSPEEDで1本の黒い線が近づいてきて、あっという間に私の横から後ろへ遠ざかって行きました。

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▲つまり、上空をすれ違って行くジェット機のcontrail(飛行機雲)の「影」です。
 私が雲のすぐ上の15.000ftで上空のジェット機は30.000ftくらいでしょうから、高層に水蒸気が多く、太陽との位置条件が満たされると見られるのかもしれません。
 私も上空の飛行機も、同じV11というAIR-WAY上を飛んでいるので、こういうことはよくあるのかも知れませんが、初めての経験でした。
 相対速度700〜800KTで進む、黒い帯に見えたわけです。

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▲美唄を出て3時間で那須VORまできました。
 15.000ftを飛んでいますので、本田に下りるためにはここから降下を開始しないと間に合いません。
 また、気温減率を考えると15(15.000ft)×2℃=30度。上空は気温4℃の涼しい環境ですが、30+4=34度 の予想地上気温になります。
 34度の灼熱地獄へ、いざ降下開始。

 
posted by キャプテン101 at 10:16 | Comment(0) | キャプテン飛燕のフライト記>日記

■大豆畑の写真をアップ

■お盆休みがあったにも関わらず、HPの更新をナマケてました。すいません。
 取りあえず、8/4に士幌の無農薬大豆畑を訪れた際の写真をアップしましたのでご覧下さい。
 今年は、放射能の事を考えてか、北海道の農作物に人気がある様です。
 昨年、赤間農場ではトウモロコシが足りなくなったようですので、今年は多めに作付けしたようですが、それでも足りないかもとのこと。
 当社の大豆にも、足りなくなるほど注文があるといいのですが・・・

 さて、大豆紹介用のHPには、メインメニューにはない裏サイト(?)のような形で航空専用のページを設けています。こちらも更新しときました。

 ちょっと気に入った雲の写真などを編集中ですので、少しお待ちください。
posted by キャプテン101 at 13:55 | Comment(0) | キャプテン飛燕のフライト記>日記