●飛行機関連の最新記事●

自家用機パイロットの楽しみ・喜び・苦悩・疑問・怒り・驚き等の情報をメインに書きますが、飛行機以外の仕事や趣味の話題も時々書きます。
左メニューのコックピットからの動画撮影は、今や自家用機しか出来なくなりました。やはり、シミュレーターと違った臨場感があります。

■韓国フライイン・2011

■10/21より韓国・ソウル軍用空港へフライインしてきました。
 昨年は金鋪空港へのフライインでしたが、今回は軍用のソウル空港で開催されるエアーショーへのAOPA-JAPAN機招待ということで、燃料・宿泊代などを除き、ハンドリングチャーージや着陸料不要という、有難〜いフライトでした。

 写真は全てクリックで拡大します。


ja4128

▲10/20(木曜)、ちょっと用事があったため県営・名古屋空港へ一旦寄港しまして、ここからRJFR(北九州空港)まで瀬戸内海沿いに2時間強のフライトです。

ja4128

▲フライイン初日は北九州空港に夕方集合。小倉のイタリアンで翌日の打ち合わせです。
 まぁ・・・翌日は午後出発なので、ただの飲み会と化していますが。翌日のフライトが心配なI塚キャプテンとブリーフィングを行うN村フライトリーダー。
 地元のGAパイロットの皆さんとも交流ができました。
 翌日はゆっくり午後にスタートという事もあり、ほぼ全員がどうやってホテルに帰ってきたか覚えていない状態でした。

ja4128

▲出発当日は天候が悪く、出発も小雨の中SID(標準出発方式)でのデパーチャー。途中もほとんどインクラウドか雲と雲の間の中層を飛ぶようなコンディションでした。GPSを見なければ、360度どこを見回しても同じ景色なので、どこを飛んでいるのか分かりません。

ja4128

▲到着した晩は、すぐにお約束の焼き肉パーティです。
 ソウルの庶民的なお店での美味しいコース料理でした。

ja4128

▲I塚キャプテンとマッコリで乾杯。小学校の時の脱脂粉乳を思い出すアリマイト容器ですが、マッコリはコレで飲むと美味いんです。

ja4128

▲キムチもチゲ(鍋)などは食べ放題。私はあまり辛いものはだめなので、ほどほどに・・・。

ja4128

▲翌日は空港でのエアーショーを見に行くというメンバーとは別に、半日、現地の企業相手に仕事をしていました。フライインがメインですが仕事がついでというワケでもないのです。
 まぁ、仕事の方はうまく終えることができました。
 その後、若者の街、明胴(ミョンドン)に出かけ、ブラブラしながら予定していたグッズ(服)を買い物。
 路上には美味しそうな露店が並んでいます。

ja4128

▲この日の夜もしゃぶしゃぶパーティ。
 AOPA-KOREAのメンバーたちと15人くらいで盛り上がりました。
 中には歓迎に店でオペラを歌う人まで来てくれて驚きました。お店のお客さんたちもびっくりしたことでしょう。

ja4128

▲翌日は、一人でエアーショー見学です。
 地下鉄を3回乗り継いで、用意されたシャトルバスで空港に向かいます。
 この川を渡ったところがソウル軍用空港です。天気に恵まれてデモ飛行には最適の日でした。

ja4128

▲私は出展者のパスをもらっているので、無料で別口から中に入れます。
 このエアーショーは2年に1回の開催なので、次回は2013年の10月だそうです。

ja4128

▲各国から様々なメーカーが出展していました。
 日本では、こういった規模のエアーショーが開かれることはありませんが、アメリカなどでは毎年何十か所も開催されています。

ja4128

▲ロールスロイスのエンジン展示です。
 一般客というより、航空会社相手の展示なのでしょうね。

ja4128

▲どこかで見たような小型機・・・でもこれは来年発売予定の韓国製の小型機です。
 たぶん、USA製よりは安いのでしょう。
 韓国はGA(General Aviation)が盛んではないので、日本での現状を教えてほしいとスタッフが言っていました。

ja4128

▲輸送機などがひっきりなしにデモフライトをしています。
 ここは米軍との共用空港なので、アメリカの戦闘機や爆撃機なども置かれていました。

ja4128

▲時間とともに人が多くなってきました。
 これは、韓国空軍『ブラックイーグル』のデモを見るのが目的のようです。

ja4128

▲アメリカの無人偵察機、『グローバルホーク』(実物大模型)です。
 福島の原発事故の際、いち早くこのグローバルホークがグアム島を飛び立ち、福島県の放射線量を測定しようと日本に飛来したのですが、政府が無人機の国内への侵入許可を長い時間出さず、グローバルホークは何時間も洋上で待機していました。
 結局、許可が出ないまま時間だけが過ぎ、業を煮やした米軍は許可のないままグローバルホークを福島まで飛行させ、放射能データーを集めてグアムに帰投しました。
 その後、米軍の航空母艦などが相次いで太平洋上に集まり、各地の救援活動を展開した事はご存知の通りです。
 私は戦争も兵器も嫌いですが、この時の政府の対応をみて、こんな政府では国民の命は守れないと思いました。
 その後、無人機が日本に飛来することは『想定』するようになったのでしょうか。
無人偵察機


ja4128

▲今回、2機のアローを展示することになりました。
 ウチのアロー姫も、展示されるのは初めてかもしれません。

ja4128

▲AOPA-KOREAのメンバーとツーショット。
 AOPA-KOREAは皆さん、パイロットや整備士の集まりです。

ja4128

▲通常はドアに鍵をかけてあるのですが、私がいる間は希望者を操縦席に乗せて写真撮影のサービスをしました。韓国では小型機に乗る機会がないので、大人も子供も大喜びでした。

ja4128

▲ちょっと寂しい感はあるのですが、AOPA-KOREAのブースです。機体展示というより、見学席といったかんじです。

ja4128

▲いよいよメインイベントのブラックイーグルのデモフライトが始まります。
 パイロットの名前や経歴が一人一人紹介され、操縦席に乗り込んでいきます。
 皆さんベテランパイロットなのでしょうが、だいたい総飛行時間は1.500〜2.000時間でした。

ja4128

▲雲が少なく視程も良い秋晴れの日でしたので、機影を見失うことがありません。

ja4128

▲急上昇から急降下。

ja4128

▲説明不要でしょう。

ja4128

▲エアショーから再び明胴の街へ買い物。
 路上では相変わらず公然とこのような偽物が売られています。中国製のコピー品は品質が悪く安いそうですが、韓国製の偽物は品質が本物と変わらないので高いのだ・・・と店の人が言っていました。
 そ〜いうの、目糞鼻糞っていうんでしょ。

ja4128

▲あっという間に帰投日です。
 7時にホテルを出て空港へ行き、税関検査やイミグレーション(出国手続き)をして、9時の離陸に備えます。機体が展示してあった場所は、実はRWY19の滑走路上なので、ここでエンジンをかけてRWY20までTAXIを始めます。
 RKSM(SEOUL AIRPORT)→RJFR(北九州空港)までのフライトプランは、早朝に国際様式に従ったものを書いて局にFAXしてありますので、あとはSEOUL-GNDへコンタクトしてエンジンスタートをリクエストするだけのはずです。
 が・・・
 他にも出発機などがいるため色々と手間取り、おまけに韓国なまりの英語が聞き取りにくかったことがあり、出発までにかなり手間取りました。昨年のGIMPO国際空港の場合はATCも聞き取りやすかったのですが、米軍が駐留しているとは言え、さすがに軍用空港だと感じました。

ja4128

▲帰路も離陸直後からほとんどIMC状態でした。
 釜山の近くまで南下したところで下界が見えるようになりました。

ja4128

▲釜山国際空港です。
 ここも近いのでいつか来てみたいですね。

ja4128

▲チョーヨンピルも歌った釜山港です。
 ここからしばらく飛ぶと国境のAPELAになり、DMEの上でだけ日本に戻れたことが分かります。

ja4128

▲北九州空港に着陸。
 待っていた地元AOPAのF瀬会員が、検疫用の溶液を入れたバットを持ってきてくれました。
 この溶液に靴底を浸けて『自主検疫』終了。
 バンザ〜イするのはAOPA事務局のH中さん。

ja4128

▲約2時間半で無事帰国!
 後続のI塚機はまだエンジン音が聞こえません。たぶん10分遅れくらいで離陸しているはずです。
 この日のうちに埼玉まで戻らなくてはいけないので、我々は先に戻ることにしましたイミグレや残燃料の税関チェックなどを慌ただしく終え、RJFRをVFRで離陸、玖珂からTENRUまでのクリアランスをもらうフライトプランを提出しました。

ja4128

▲エンルートは13.000ftで巡航。追い風が40〜50KTくらい吹いていたので、GS(ground speed)で190ktくらいで飛ぶことができました。時速だと350km/hでしょうか。
 雲海が綺麗です。

ja4128

▲玖珂ー岡山ー大津ー名古屋と飛び、天竜上空のTENRUというfixまでW14のrootに乗ります。
TENRUの少し先のCHINOというFIXから090度のコースを維持して飛ぶと、ちょうど本田空港の真上になります。本田に来られる方は試してみて下さい。但し山の上なので高度にはご注意を。

ja4128

▲遠くに富士山が見えてきました。
 この辺まで戻ってくると、やっと『帰ってきたぞ』という気分になれます。

ja4128

▲T尾翼機は、尾翼が視界の邪魔にならないので、このような写真が撮れます。右上に尾翼の端が見えます。
 北九州から2時間ちょっとで本田に戻ってきました。
 色々ありましたが楽しいフライインでした。
 韓国は一番近い外国なので、また次回も飛びたいと思います。




posted by キャプテン101 at 10:27 | Comment(0) | キャプテン飛燕のフライト記>日記

■横田基地フライイン・2011


 ちょっと遅い記事になりますが、さる9月24日の土曜日、第二回目となる米軍横田基地への小型機によるフライインが行われました。
 米軍基地ですので、小型機はおろか普段は日本の航空機が離着陸することはありません。
 3.11の震災の時には、成田空港へ着陸できなくなったアメリカのライン機が横田基地に緊急着陸したり、大統領訪日の際にはエアフォースワンが着陸したりと、活躍している基地です。

 西関東エリアを飛ぶ際には、横田app.(アプローチ)にクリアランスをもらったり、レーダーモニターしてもらったりと、お世話になっている基地でもあります。

 写真は全てクリックで拡大します。


ja4128

▲早朝、出発前の本田航空、駐車場です。
 台風の影響で、河川敷に駐機している機体は全て、土手を越えたここの駐車場に退避していました。
 私の機体はフライインに参加のため、前日に河川敷の所定スポットに移動してあります。
       
ja4128

▲今回は、某羽田空港の管制官がパッセンジヤーです。もちろん、プライベート参加です。
 管制官が2名も同乗なので、ATCはいつもより緊張・・・する間もなく横田レーダーにRWY18に誘導され離陸後10分ほどで着陸しました。
 タッチダウンの後、滑走路上を出口まで1KmはTAXIしてやっとEXIT。大型輸送機がTGLできるような長い滑走路です。
 桶川と福生ですので、ランナップとTAXIに使用した燃料のほうが多かったかもしれません。

ja4128

▲空中衝突防止会議というのが正式名称ですので、横田を含む、関東の空域での現状などを分析し、どのような問題があるか、などの説明や討議が行われました。

ja4128

▲お昼は、お約束のアメリカンなランチです。
 ちょっと食べきれない量ですが、このほかにもフリードリンクや甘〜いケーキなどがふるまわれました。

ja4128

▲地下のレーダー室を含む管制塔の見学もできました。広大な敷地にある長〜い滑走路では、ひっきりなしに離着陸する機体があり圧巻です。騒音問題などもまだあるのでしょうね。しかし、ここは本当に日本?

ja4128

▲ タワーの横で見上げる我々のすぐ上空を通過する訓練輸送機です。大サービス??

ja4128

▲前回のフライインよりも参加数が少なかったため、離着陸の順番待ちや、TAXI-WAY上での渋滞はありませんでした。

ja4128

▲天気も良いし、10分弱で本田に戻ってしまうのもモッタイナイので、東京スカイツリーでも見に行ってみることにしました。
 横田基地から一旦南下し、調布飛行場の上空を通って六本木上空です。右手に東京タワーが見えます。

ja4128

▲視程が良く、TDL(ディズニーランド)や千葉県の方まで見渡せます。
 乗っている管制官たちの同僚(?)にTCAでモニターしてもらいながらの遊覧です。お二人は大型機のコクピットで管制される様子を見たことはあるのですが、小型機でTCAを受ける側の経験は初めてだそうです。こいう体験はCAB(国土交通省)でやってもいいのではないか、と思うのですが・・・。

ja4128

▲スカイツリーが見えてきました。
 まるでジオラマ(模型)のように見えますね。手前は毎年花火大会が行われる隅田川です。
 来年の夏には、スカイツリーと花火を同時に眺めるナイトフライトをやってみようかな、と思いました。

ja4128

▲スカイツリーの周りを何回か周回し帰投しました。
 まだクレーンが残っているのが見えますので、工事は終わっていないのですね。やはり上空からの眺めは格別です。

 パッセンジャーの管制官たちも大喜びのようでした。メデタシメデタシ。



posted by キャプテン101 at 09:10 | Comment(1) | キャプテン飛燕のフライト記>日記