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自家用機パイロットの楽しみ・喜び・苦悩・疑問・怒り・驚き等の情報をメインに書きますが、飛行機以外の仕事や趣味の話題も時々書きます。
左メニューのコックピットからの動画撮影は、今や自家用機しか出来なくなりました。やはり、シミュレーターと違った臨場感があります。

■青森出張

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■帯広の大豆畑の帰りに青森に寄って仕事をしてきました。

 写真は全てクリックで拡大します。


無農薬大豆

▲青森と言えばリンゴです。
 何キロも続く『アップルロード』から望む岩木山遠景です。

無農薬大豆

▲出張先のお客様(?)とツーショット。
 どうでもいいと言われそうな写真ですが、一応、元気ですよという意味を込めて・・・

無農薬大豆

▲リンゴの木の周りの地面にアルミシートが敷かれています。
 太陽光を反射させリンゴの下面にもあたるようにして、発色を良くするのだそうです。へぇ〜それぞれ色々苦労があるのですね。
 今年は台風が来なかったので良かった良かった。

無農薬大豆

▲もう食べられそうに見えますが、収穫はもう少しだけ先のようです。
 青森には、1個¥2.000もする品種のリンゴもあるそうです。宮崎のマンゴー並みの価格ですが、ぜひ食べてみたいものです。

無農薬大豆

▲リンゴの木の横にクリの木が植えられている農家が多いようです。
 しかしリンゴの収穫に忙しいため、クリを拾って販売する余裕がなく、毎年地面に落ちたまま肥料になるのだそうです。モッタイナイ〜
 ちなみに、ZOOMで撮ったのでクリは拾っていません。念のため。

無農薬大豆

▲ホテルの扉横によくある鍵置き場です。
 ここに鍵を置くと部屋の電源が入るのですが、外出する時は鍵を持ち出すので電源が切れてしまい、部屋に戻った時に暑い(寒い)という経験はありませんか?
 私の場合は、カードキーの場合にはクレジットカードなどを差して外出する事が多いのですが、鍵の場合の良い方法を知りませんでした。
 お掃除のおばさんがこんな事をやっているのを見てしまいました(画像クリックで解明)。
 なぁ〜るほど、ですね。
 金物なら何でも良いのでしょうか・・・私はTVのリモコンから外して使いました。






posted by キャプテン101 at 11:59 | Comment(0) | キャプテン飛燕のフライト記>日記

■熊本での事故調査報告書

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 暑い夏が終わったと思えば台風シーズンの到来、そして間もなく季節は秋から冬の着氷シーズンに向かっていきます。
 さて平成23年1月3日に熊本空港を離陸した小型機(JA701M)がVFRのまま雲中に突入し、山腹へ墜落した事故がありました。
 この事故の調査報告書が9月28日、国土交通省のHPに掲載されましたので是非お読みいただきたいと思います。私が航空気象の世界に興味を持つきっかけともなった事故でもあります。
pdf報告書

 事故調は事故に至った原因を元に、国道交通大臣に特定操縦技能審査制度などを通じて操縦者へ徹底をはかるよう勧告、また操縦者団体に周知するとされています。
(以下、報告書抜粋)
■原因  本事故は、同機が有視界飛行方式で熊本空港から北九州空港へ向かう際、離陸後、山岳地帯に向かって低い上昇率のまま雲中飛行を行ったため、経路上の山腹に衝突し機体が大破し、機長及び同乗者が死亡したものと推定される。同機が山岳地帯に向かって低い上昇率のまま雲中飛行を行ったことについては、機長が熊本空港周辺山岳地帯の地形を十分に把握していなかったこと等が関与した可能性が考えられるが、明確な理由は明らかにすることはできなかった。
■次のとおり勧告する。
有視界飛行方式における雲中飛行事故を防止するため、次の内容を操縦者団体に改めて周知するとともに、新たに導入された特定操縦技能審査制度の機会等を利用して操縦者個人への徹底を図ること。
(1) 最新気象情報に基づき全経路で有視界気象状態維持可能と判断した場合のみ出発
(2) 気象の変化が予想される場合の代替案の検討及び飛行中の継続的な気象情報収集
(3) 予期せぬ天候悪化時の引き返し又は着陸の早期判断

しかしこの報告書を読み終えてみても、『明確な理由は明らかにすることは出来なかった』と結語しているように、具体的な事故原因(機長はなぜ山に激突する高度で飛行したのか)が解明されておらず、上記の周知徹底により再発が防止できるかどうかは疑問が残ります。
 なぜなら、機長は計器飛行の資格をもつ方でしたので、離陸後に雲に入った瞬間から、実際は計器のみで飛行をしていたと思われ、事故の防止という観点からは、上記のようにVFRでの雲中飛行をしないことが事故の予防、というのはピントがズレていると思います。

 私の所属するAOPA-JAPANでは、「気象状況を把握し的確な判断を下すことは、パイロットの技能の一つである」という認識が徹底されており、危険なアイシングコンディションでVFR-PILOTが雲に入らぬよう繰り返し指導されております。
 しかし防氷装置を備えた機体でIFR-PILOTが雲に入ることは違法ではなく、今回は雲に入ることが分かっていたのに、IFRで離陸しなかった点は法的にどうかとは思いますが、問題はそのような手続き上のな問題点ではなく、着目すべきは、『なぜ雲が切れる6.500ftまで上昇しなかったのか(できなかったのか)』という点だと私は思います。


 残念ながら、同乗の奥様と共に命を落とされたJA701Mの機長は無念だったと思います。
 しかし『この場面で自分だったらどうしただろうか?』と、この報告書を元にシミュレーションをして、我々が事故に学び今後同様の事故を防ぐための、きかっけとさせていただきたく思います。
 私も私なりに、自分自身の悪天フライトやアイシングの経験から、このようにすれば事故を回避できたかもしれない、という考えもあります。
 この事故の原因を考える事は、計器飛行ができる機長が操縦するJA701Mに、雪雲の中で何が起こったかを考える事なのだと思います。
 現在AOPA-JAPANでも、この報告書を元に会員の意見を募集していますので、また機会を改めてお知らせしたいと思います。
 クルーのご冥福を心よりお祈りするとともに、この様な事故を繰り返さないため、今後もう少しこの事故について掘り下げて考えさせていただきたいと思います。
posted by キャプテン101 at 12:34 | Comment(0) | キャプテン飛燕のフライト記>日記