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自家用機パイロットの楽しみ・喜び・苦悩・疑問・怒り・驚き等の情報をメインに書きますが、飛行機以外の仕事や趣味の話題も時々書きます。
左メニューのコックピットからの動画撮影は、今や自家用機しか出来なくなりました。やはり、シミュレーターと違った臨場感があります。

■君は風を聞いたか

■新千歳空港で昨年の2月、JAL機が管制官の許可を得ずに離陸滑走した問題で、運輸安全委員会は1/23、管制官が「take-off」という言葉を使って待機を指示した為に、機長が誤解した事が原因とする調査報告書を公表しました。

 同委員会は管制官の用語の使い方が誤解の一因になったと判断し、国土交通省に対して管制方式基準で「take-off」の使用を制限するよう求める、異例の意見を付けたそうです。
 さらに、新千歳空港の管制業務を行う自衛隊でも徹底するよう防衛省との調整を求め、報告書を受けた国交省は用語の使用制限を行う見通しとのこと。

 むやみに「take-off」の用語を使うなということでしょうが、管制用語の聞き間違えは「take-off」に限らず全て危険に直結します。
 今さら結果論は誰でも言えますが、もし管制官が「expect-immediate take-off」と言ったとしても、あるいは「Immediate take-off」とpilotには聞こえたとしても、『どうして風を聞かずにT/Oしようとしたのかなぁ』というのが私の率直な疑問です。
 TVのコメンテーターには分からないと思いますが、飛んでいる方なら皆さんそうではないでしょうか。

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 離陸時には管制官は必ず風の情報を言います。
 例えば『JA-4128 WIND 290at15 max20 RWY27 creared-for-take-off」のように、緊張するシーンでまるで呪文のように聞こえてきますが、ここで風の情報がこなかったら、私だったらなんかムズムズします。
 風がどっちからどのくらい吹いてくるか分からないのに離陸するのは、すごく不安だからです。
 もし風の情報が来ない時は、正式な管制用語でなかったとしても、私は「request-wind-direction」とか「req-wind-information」のように聞き返しています。
「creared-for-take-off」をもらってから、反方位からRWYに進入し、ポジションにアラインするまでに少し時間がかかってしまった場合など、よくありますから尚更です。

 新千歳に限らず、管制官もパイロットもミスや見落としは、人間ですから今後もあると思います。
 どっちが悪いかとか責任が重いかではなく、管制官とpilotの両方が、+αで自分なりのルールや決まりを持てば、さらに安全に飛べると思うものです。


posted by キャプテン101 at 11:47 | Comment(1) | キャプテン飛燕のフライト記>日記
この記事へのコメント
全くもって、そう思います。
「風の情報」も聞かずに離陸しようとしたとすれば、相当慌てていたとしか思えませんね・・!
Posted by 呑むひょん at 2009年02月04日 00:04
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