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自家用機パイロットの楽しみ・喜び・苦悩・疑問・怒り・驚き等の情報をメインに書きますが、飛行機以外の仕事や趣味の話題も時々書きます。
左メニューのコックピットからの動画撮影は、今や自家用機しか出来なくなりました。やはり、シミュレーターと違った臨場感があります。

■美唄農道空港フライインへ

■8月3日より士幌の大豆畑へ飛んで行き、その帰りに美唄の農道空港へのフライインに参加してきました。
 正確には、美唄のフライインに合わせて、士幌の大豆畑にも行った、と言うべきでしょうか。
 あるいはもっと言えば、美唄フライインに合わせて士幌の大豆畑に飛び、ついでに欲張って三笠の炭鉱跡をも探査してきた、とも言えます。
「ついでに」と言うと、何か悪いイメージがありますが、とてもエコな事だと思うわけです。一石二鳥というか、一挙両得というか・・・今回はかなり綺麗な写真も採れましたので、取りあえずお付き合い下さい。
 写真は全てクリックで拡大します。

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▲本田をT/OしてからNZE(那須VOR)を目指し、山形、東北の各VORを経由して帯広に向かうプランを入れました。間もなく雲の上にでて高度は13.000ft。
 10.000ftくらいだとずっと雲中飛行になってしまいます。

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▲高度計は3.000ftに見えますが、実際は13.000ftです。もちろん酸素なしでは連続で飛べません。
 速度計も、TASで165KTくらいになっているのが分かります(外側の目盛)。
 夏のこの時期、このくらいの高度ですと160ktくらいは軽く出るのですが、写真下のメーター、右から2番目はシリンダヘッドの温度ですが、green-zoneぎりぎりです。
 つまり高度が高いので空気が薄く、エンジンの冷却をする空気も足りない・・・という状態です。
 今日の気温は13.000ftで4℃。これ以上上昇するのはやめました。

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▲上空の雲です。蟹みたいに見えませんか?
 本当は青森辺りからDIRECTで帯広に向かいたかったのですが、平日のため米軍や自衛隊が訓練を行っている、通称「B-AREA」がHOTになっていて通過することができません。
 やがて新千歳のレーダーにハンドオフ。なるべく早めにムカワVORへ向かえるよう、リクエストしました。

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▲約3時間半で帯広空港上空へ。このくらいの速度だと、door-to-doorで帯広につく時間はJAL便と変わりません。
 帯広VOR上空3.000ftで滑走路がインサイトできるので、キャンセルIFRして高度を下げていきます。
 南の方から海霧が押し寄せてくるのが見えます。親潮と空気の気温差で生まれた海霧は、このあたりの季節商品でもあります。
 このままだと1時間ほどで帯広空港は霧に覆われそうです。

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▲翌日は畑の空撮や業務打ち合わせなど。
 毎回、畑を数回旋回しますが、あまり長い時間飛んでいると、どこかの牛が乳を出さなくなる恐れもありますので、ほどほどに。
 上昇離脱して札幌・丘珠空港に向かいます。ここからだと西に「NOTAK」というFIXがあるのですが、NOKATのMEAが10.000ftなので、MAPも42MAXのうち41inchを入れてほぼフルパワーで上昇していきます。

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▲NOTAKへ急上昇中、こんな雲が見えました。翼を広げた「不死鳥」のように見えるのは私だけ??
 なんか、イイ感じです♪

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▲この後は札幌で仕事して、車を借りて三笠の炭鉱跡を探索した話は後日に・・・
 翌々日、いよいよ美唄農道空港へのフライイン。私は後続機のマーシャル(誘導)をするための一番機です。
 正面に美唄農道空港が見えてきました。

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▲農道空港のright-downwind、1.000ftです。
 田宮次郎のドラマで「白い滑走路」というのがありましたが、白い滑走路は南北大東島でしか見たことがありません。
 日本のはたいてい灰色か黒っぽいので、初めての小さな空港は見つけにくい場合が多いです。

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▲先に見えるのが美唄農道空港の管理事務所(?)、赤い服を着て立っているのが、ここにマイハンガーを持っているドイツ人のピーターさんです。
 遠くの雲も綺麗ですね。

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▲その後、続々とAOPA-JAPANの機体が下りてきます。
 これは同じ本田に置いてあるSさんのパイパーマリブ。優雅に下りてきました。

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▲ピーターさんは、このようなマイハンガーを持っていて、小型機で楽しんでいらっしゃいます。自家用パイロットなら誰でも憧れる状況です。

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▲AOPAメンバーで記念写真。
う〜ん、若者が少ないなぁ・・・

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▲コンクリートのハードエプロンもあるのですが、グラス(芝)エリヤに並んだAOPAメンバーの機体です。今回は遠かったため関東勢が多かったです。

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▲帰りのrootは、ちょうど千歳でエアーショーをやっていたため、千歳の管制圏を避けてぐるっと回されて函館経由で戻ることになりました。
 美唄からですと札幌の南側から洞爺湖などを経由します。
 帰りの高度は16.000ftを予定していましたが、ACCからは15.000ftを指示されました。
 やはりTASで160KTは出ています。

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▲この写真、私は初めて遭遇した場面です。
 向かって写真の奥が南側ですが、南の方からかなりのSPEEDで1本の黒い線が近づいてきて、あっという間に私の横から後ろへ遠ざかって行きました。

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▲つまり、上空をすれ違って行くジェット機のcontrail(飛行機雲)の「影」です。
 私が雲のすぐ上の15.000ftで上空のジェット機は30.000ftくらいでしょうから、高層に水蒸気が多く、太陽との位置条件が満たされると見られるのかもしれません。
 私も上空の飛行機も、同じV11というAIR-WAY上を飛んでいるので、こういうことはよくあるのかも知れませんが、初めての経験でした。
 相対速度700〜800KTで進む、黒い帯に見えたわけです。

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▲美唄を出て3時間で那須VORまできました。
 15.000ftを飛んでいますので、本田に下りるためにはここから降下を開始しないと間に合いません。
 また、気温減率を考えると15(15.000ft)×2℃=30度。上空は気温4℃の涼しい環境ですが、30+4=34度 の予想地上気温になります。
 34度の灼熱地獄へ、いざ降下開始。

 


posted by キャプテン101 at 10:16 | Comment(0) | キャプテン飛燕のフライト記>日記
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