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自家用機パイロットの楽しみ・喜び・苦悩・疑問・怒り・驚き等の情報をメインに書きますが、飛行機以外の仕事や趣味の話題も時々書きます。
左メニューのコックピットからの動画撮影は、今や自家用機しか出来なくなりました。やはり、シミュレーターと違った臨場感があります。

■三笠炭鉱跡へ

■8月3日に士幌へ出張した後、美唄農道空港へフライインする前日に探査した、三笠(美唄市の南東に位置)の炭鉱跡を紹介します。
 フライインも面白かったのですが、一人地図を片手に笛を吹きながら(クマよけ)山の中を歩き回るのも別の楽しみがあります。

 写真は全てクリックで拡大します。

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▲三笠には、廃線となったJR三笠駅を起点とする、「三笠トロッコ鉄道」というのがあります。

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▲エンジンのついたトロッコで、もともと蒸気機関車が走っていた線路の上を、数Km走ることができる体験型イベントです。終点は三笠鉄道村の手前ですが、鉄道村までは三笠駅まで戻り、車で出直さなくてはなりません。

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▲鉄道村やSLには、特にあまり興味はないのですが、今回はその先の炭鉱の廃坑跡を見に来ました。

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▲鉄道村のはずれから廃坑跡に向かって、線路の跡が延びています。鉄道ファンでしたら、このような凸電を見るだけでグッとくると思います。その昔、草軽電気鉄道などで走っていた形に少し似ていますね。← この画像でもグッときます。

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▲炭鉱の中を走っていたバッテリー機関車です。引いているのは人が座った高さしかない、炭鉱夫を運ぶための客車です。

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▲廃線跡は山の中に延びていきます。三笠の山の中には、このような鉱山鉄道の跡が無数に残っていて、まさに廃線跡の宝庫です。・・・・って、興味のない方には何が面白いのかお分かりにならないと思いますが。

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▲1976年当時の、(現在の)鉄道記念館周辺の航空写真です。右下にカーブするあたりが現在の記念館。そこから鉄道は南下して山の中に入っていき、終点には巨大な採掘施設やホッパー、ズリ山などが見えます。こんな写真を見ているとゾクゾクしてきませんか? こないですか?・・・やっぱし。


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▲その施設の跡です。
 現在は、三笠の炭鉱遺跡とも呼ばれています。コンクリートなどは撤去するのにお金がかかるため、そのまま放置されています。

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▲コレ、何だかお分かりになるでしょうか。
すぐに分かった方は、中々の廃坑マニアです。

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▲直径10数mの円形の施設跡です。鉄道ファンなら「ターンテーブルの跡かい?(北海道弁)」といいそうですが、これは石炭を精製する「シックナー」の跡です。
 シックナーは、掘り出した石炭を精製する沈殿槽なのです。



▲三笠のものとは少し形が違いますが、現役で稼働しているシックナーです。かなり大きい施設でしょ。


▲先ほどの1976年の写真で、マルで囲った部分が、このシックナー跡と対応します。
シックナーで選別されたズリガラが、トラックとベルトコンベアーで運ばれて投棄され、ズリ山ができているのがよく分かります。
 興味のある方は、現在、このズリ山がどうなっているか、googleアースでググッてみて下さい。
 
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▲さてこちらはですね・・・三笠の先にある幾春別(いくしゅんべつ)という駅の、同じく1976年の画像です。この駅のそばにも炭鉱があり、石炭を運び出す中継駅としてにぎわっていました。
 画像をクリックすると、黄色いマルに写っているもの、気になりませんか?
 こちらはシックナーではありません。列車のターンテーブルです。

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▲拡大してみますと、間違いなく列車の転車台ということがわかります。
 
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▲これは現在の幾春別の航空写真です。
 上の写真とほぼ対応していますが、ターンテーブルはなくなっていますね。
 で、廃坑跡などを歩いた後で幾春別の駅の跡に行ってみました。現在、幾春別駅は道の駅となっていて、バスが発着しています。
 問題の転車台の跡が残っていないか、しばらく歩きまわってみたのですが、該当する場所は分かりましたが、線路の跡も何も残ってはいませんでした。

 でも、それでも満足なのです。
 それが廃線ロマンというものなのですから。



posted by キャプテン101 at 13:32 | Comment(0) | キャプテン飛燕のフライト記>日記
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